ICD交換手術について
- 2019.03.31 Sunday
- 21:48
JUGEMテーマ:健康
長らく日記を更新できなかった。
実はICD交換手術の手続きとか、入院とか、本番や術後とかでいろいろと忙しく…と、言い訳にはならないか。
ブルガダ症候群がまだ一般的ではなく、ICDについて知られていない昨今(説明の際には、「お利口さんなペースメーカー」としている)、それでも多くの方が心臓にサイボーグが施されており、また非接触充電技術の応用がまーーーーったく聞かれない状況において、バッテリーが切れかかったら手術で交換という方法しかない。
それについて、我輩自身も6年後への備忘として、つらつらと書いておこう。
まず、1回目の埋め込みと違い、唐突に入院ということにならないという点で、大きなアドバンテージがある。
バッテリー交換の告知は、たいてい2~3か月前に行われる。
容量が10%前後になると、交換時期だと告げられ、入院や手術の手続きを開始するように告げられる。
病院によって違うが、書類などを持ち、入院手続きの窓口で必要事項を記入し、スケジュール調整を行う。
その場で決まる場合があるし、我輩が通院している病院では1週間後に携帯電話で報告される。
入院日程が決まったら、健康保険組合(あるいは国保など)まで、「高額医療制度」の申請を行う。
必要内容を書き込み捺印して送付したら、三日後にハガキのようなカードが送られる。
これを入院時に提出しなければ、ン百万円の医療費を払う羽目になるので注意を。
1週間弱の入院準備を行う。
旅行慣れしているんであれば、大体何が必要かがわかるが、病院のソレはちょっと違うから注意。
まず、寝間着はレンタルが必須。
病院はあちらこちらがかなり清潔面で怪しいところがある。
自分の寝間着は気安いかもしれないが、毎日取り換えてくれるレンタル寝間着がベストの選択。
タオルの貸し出しも行っているのであれば、少し費用がかかっても、それもお願いするのが望ましい。
毎日新しいものに交換される清々しさは、なにものにも代えがたい。
下着はパンツだけで良い。
入院する部屋の気温は、はっきり言って暑い。
厚着する必要はまったくない。
過去は草履とかで問題なかったが、今は靴でなければならない。
スリッポンのデッキシューズとかが最適。
靴下を履く必要のない、綿地が良い。
毎日飲んでいる薬について、5日分小分けにする。
100円ショップで売られているビニール小袋に入れ、油性ペンで内容と回数を明記する。
なお、サプリメントは入院中は控えるようにする。
ティッシュボックス、アルコール消毒のウェットティッシュそれぞれ必須。
病院内は結構埃っぽく、くしゃみが止まらない。
後者は応用が効くので、強めのアルコールのものを用意しよう(食後の箸を拭いたり、便座を拭いたり)。
結構忘れるのが、帰りの日の服。
下着、シャツなどを、新品なものにするというのも良い。
病院によって違うが、ノートPC、タブレットは最強。
今回、iPadとPC(それぞれLTE接続)、ヘッドホンを持って行ったが、退屈するということは全くなかった。
箸、コップ(陶器製が安定してよい)、あと小さい目覚まし時計があればよい(スマホでいちいちチェックするのが面倒)。
歯ブラシ、歯間ブラシ、リステリン、鼻うがい液。それらをまとめる小さい箱(100円ショップとかで)。
USB充電、できれば小さいタコ足。
T字帯は病院売店でも売られているが、アマゾンで購入すれば安い。
湿布もあればよいが、入院の際に看護師に報告しなければならない(硬いベッドで腰が痛くなる)。
入院し、周囲に挨拶だけ、付かず離れず。
理想は4人から8人大部屋。
看護師と薬剤師に薬と薬手帳を渡す。
直ぐにレンタル入院着に着替え、寝る。
シャワーを浴びれるのであれば、早めに浴びること。髭なども剃る。
やたら絡んでくる同室人がいないのであれば、体力温存につとめること。
前日より点滴を打たれる。
差し込まれる前にシャワーを浴びること。
交換手術は初回埋め込みより楽。
まず、足の付け根へのカテーテル挿入はナシ。
手術室ではなく、処置室で我輩の場合行われた(とは言っても、本格的な設備がそろっているが)。
歩いて処置室に入り、横になり、シートを全身に覆わされる。
両腕両足固定。
頭部にプラスチックのケースが置かれる。
左胸が晒されるのと感じる。
局所麻酔の嫌な痛みの後で、電気メスで切開が行われる。
古いICDが癒着しているので、取り除かれる際の痛みは尋常ではない。
が、手術そのものは30分、前後の準備で合計1時間。
ただし、これはあくまでも我輩の場合。
「リード線が綺麗で、癒着などヒドイものはなく、簡単な交換でした」
とのこと。
交換後にゆっくりと台に座らせて、そのまま立ち上がり、車いすへ移動。
希望すれば、古いほうのICDを洗って渡してくれる。
手術の痛みよりも、右肩に抱えている五十肩の痛みに気がそれたのが幸いだったか。
そのまま ベッドまで運ばれるが、歩ける。
点滴に抗生物質が追加され、5時間安静。
その後で起き上がり、食事をする。
さすがにシャワーは浴びれない。
翌日、縫合の様子を確認され、問題なければそのまま退院。
例の書類で、10万円超えることはない(我輩は差額ベッド代込みで7万円強)。
4日間で全行程終了。
退院後は数日、有給を取って、休養。
風呂ではなくシャワーのみで、縫合個所をゆっくり洗浄。
で、今日で4日目にして、痛みナッシング。
走ると、ICDが上下するという違和感はあるが、他に問題はなし。
てか、昨日、飲んだ。
ご参考になったかな?
必要な物については先に知りたかったですw
もしコミケにサークル参加されるようなら
同人誌を購入したいと思います。
追伸 大神丈ノ助さんが亡くなられてもう13年か・・・
入院した身で説得力がありませんがお体ご自愛下さい
墓参せねばと思います。
それにしても、事前準備すると、これほど楽だとは思いませんでしたw