ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

白河のラーメン

2018.12.02 Sunday 21:27
0

    JUGEMテーマ:旅行

    JUGEMテーマ:グルメ

     

     

    旅行は食に始まり、食に終わる。

    海外プチ貧乏旅行に際しては、その国を象徴(?)するものを入国直後に食べなければ落ち着かない。

    マレーシアだとナシレマとかがそうだ。

     

    しかし困ったことに、白河については、何も思い当たるものがない。

    せいぜいラーメンか。

    ちょっと調べると、「とら食堂」なる店が発祥とのこと。

    とはいえ、いつからか…についての情報はない。

    ご当地ラーメンというのは、どうにも個人的には苦手だ。

    昔、取材で佐野へ行き、昼と夜に佐野ラーメンを食べたせいで胆石が動き、ホテルで七転八倒した。

    それ以前に、麺が伸び加減でコシがなかったのが、残念だった。

    それと同じではないことを祈りたい。

     

    早めにチェックインして、少し休んでから夕方18時前に夕食をとりに出る。

    新白河駅前には何もない。観光案内所があるが、パンフレットがずらっと並べられているだけで、特に何かお土産になるようなものはない。

    駅の中に入ると、人はそれほどいない。

    小規模な土産販売店と立食の蕎麦屋がある。メニューを見ると、なかなかうまそうなものが並べられているが、実は昼間に別の食堂で白河の名物とされる割子と蕎麦刺身を食した。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    なかなか変わった食感の蕎麦刺身であった。

    が、二度続けて蕎麦を食するほど、蕎麦偏愛の我輩ではない。

    前述の通り、駅から離れ、ホテル近くの食堂へ向かった。

    グーグルマップを見ると、3〜4軒固まってる。

    駅前のロータリから目先にある店で良いと考えた。

    ただ、営業しているのか、外からの様子ではわからなかった。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    遠慮なく扉を開けるが、反応がない。

    すみませーんと呼ぶと、厨房の奥から頑固そうな主人と、優しそうな雰囲気の女将さんが深々とお辞儀してきた。

     

    やってますか?

     

    「どうぞどうぞ、お好きなお席に」

     

    女将さんに促されて、テレビがよく観えるテーブルにつく。

    面白いことに、流れているのは「時代劇チャンネル」だ。

    我輩も少しばかり時代劇ファンではあるが、これはまた古い映画が流れてる。片岡千恵蔵主演のモノだ。

    なるほど、ある落語家が揶揄してるように、見事なまでの三頭身(ぉぃ w

     

    それにしても、この食堂の雰囲気は頗る良い、というか懐かしい。が、おかしなことに、こういう食堂に入ったことはなかった。

    大学時代にも武蔵境にキッチン富士という定食屋があったが、広さはここの1割ほどで、落ち着きのない所だった。

    だが、この食堂は違う。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    鷹揚に壁のメニューを見る。

    油の煙とかで干からびたものではなく、綺麗に整った手書きと写真見本が良い。

    お勧めは手打ちチャーシューワンタンメン。いいね、それを大盛りでお願いします。

     

    あ、それと、やはりここは米どころ。

    一人旅の場合は、酒を飲まないという自分なりの決まりがある。

    これには理由があるが、それを今回の日記にてわざわざ書くものではない。

    ただやはり、ここからは一杯お願いしたい。

     

    「ごめんなさい、普通の花泉、冷やしていなくて...純米とかのであれば、お高いですが」

     

    おお、我輩としたことが。

    その場所で、できるだけ良いものを味わうという点については、お酒も同じではないか。

    では、純米酒を。900円?安い安い。

    ふむ、これは優しい味わいだ。

    吟醸ではないが、吟醸に勝るとも劣らないふくよかな香りがなんとも良い。

    食前酒にぴったりかもしれない。

     

    「はい、こちらはサービスです」

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    なんと、日本酒を頼むと、タダでこれらが出てくるのか。

    900円で良いのか?

    左はチャーシュー、右はおそらく豚肉を煮た際に出てくるものを集めたのか。

     

    うまい.......

    ネギとごま油を垂らしたチャーシューの肉が甘く、噛めばジワっと出汁の味わいが染み出てくる。

    くず肉の皿は、小骨が多く食べづらいものがあるが、なんのなんの、これを少しずつ剥きながら口に放り込むと、酒が進むこと。

    酒をもう一本、欲しくなる。

    どうしようか、明日は早くに会津へ向かわなければならない。ここで酒をおかわりしたら、どうなるか。

    年齢から、酒が残りやすくなってる。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    悩むこともなく、ラーメンが登場。

    これもうまい!

    麺はしっかり手打ちで、佐野ラーメンとは比較にならないくらいにしっかりとした噛み応え。

    スープは一見薄いように見えるが、ダシが深く、全部飲み干してしまっても物足りないくらい。

    チャーシューは甘く、ワンタンも味わい深い。

     

    白河は、旅人にお金以上のご馳走をするという文化があるのだろうか。

    駅前は閑散としており、徒歩数分先の国道まで行かなければ、コンビニはない。

    ひどく寂しいところで、我輩以外にその日の時間帯に客は来なかった。

    一帯には、新幹線開通に伴い、多くの工場団地が存在している。

    そこで働く人たちが、平日の昼と夜に、ここまで足を延ばして、酒を楽しむのだろうか。

    ラーメン食堂というこの昭和の文化が、白河一帯でしっかりと残っていて、不思議な郷愁と共に、旅人の胃を満たすことに、ある種の誇りを有しているのかと、ふと思った。

    大袈裟かもしれない。

    が、この場所であれば、あながちそうではないとも言えまい。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ご馳走様。またいつか。

    - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

    コメント

    コメントする










    この記事のトラックバックURL

    http://bonnoh.jugem.jp/trackback/1229434

    トラックバック