ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

会社で着てやろうか

2018.05.21 Monday 00:58
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    JUGEMテーマ:旅行

     

    シンガポールは想定していた以上に、居心地の良い国であった。

    どんな人であっても、英語が確実に(シングリッシュであっても)使えるというのが、我輩にとって贔屓にする要素となってる。

    住むとなると、ちょっと躊躇するところはあるが、その一方で、ある区域について奇妙な親近感を抱かせるものがあった。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    インド人街だ。

    金子光晴翁の本では

     

    かれらを一口にヒンヅーというが、タミールもあればベンガルもある。宗門も違い、種族も、言葉も異り(ママ)、仇敵のようににらみあう。

     

    ああ、翁はインド人特有のあの不可解な「睨み」に巻き込まれた一人だったんだろうな。

    我がオタ母もまた、ある日そんなことを我輩に呟いてた。

    中野駅近くに気になってるインド料理屋があり、いつかは入ろうとしてたが、店内から店長らしきインド人がじぃっとこちらの様子を見てて、恐れおののいて入らなかったそうだ。

     

     

     

    「睨んでるわけじゃないんだけどね…」

     

    KLのある南インド料理の安食堂で、店長らしき人と話す機会が以前あった。

    睨んでるように見えるが、半分警戒、半分商売、あとは顔つきの所為だと笑ってた。

    なるほど、治安の悪い地域において、相手が果たして客であるのか否かを見極めなければならないし、客であればベジタリアンかどうかも、入ってくるなり客席へと案内しなければならない。その安食堂でさえも、ベジタリアン、ノンベジタリアンの客席は違っていたし、厨房も別々だった。ノンベジだと更に、ハラルに則ったものじゃなければならない。

    大変じゃないか、と尋ねたが、

     

    「昔からそうだったから」

     

    と返してくれた。

    独特のほりの深い顔と浅黒い肌色から、余計に目玉の白さが際立ち、そこに奇妙な恐怖心、子供が獅子舞の獅子や、秋田のなまはげへの恐れにも似たようなものが呼び起されるものだから、オタ母に限らず、このような感情を抱く日本人が多いかもしれない。

     

    だが話をしたりすると、「いいやつら」ばかりなのだ。

    こちらも日本人であると分かると(正確にはちょっと違うが)、安堵した顔でこちらを迎え入れてくれる。

    ほほ笑んで何かを注文したり、話をしたりすると、宗派や民族問わず、同じように会話をして時間をしばし共有することとなる。

    やや過度なスキンシップはあったりする。

    別の安食堂で食事をした後、インド系のグループと何故か話をすることになり、足を我輩の腿の上にドカっと投げ出してきた時にはびっくりしたが、あれは彼らなりの親密さを表すジェスチャーだった。

    これは別の日において書きたいが、ペナンに行った際に、甚兵衛を着て街中へと出て、コピティアムでロティチャナイを食べてる最中に、隣のテーブルで食事をしてたインド系マレーシア人の家族が我輩のところに来て、どんな生地なの、ちょっと触らせて…とお願いされた(無論、喜んで触らせ、いろいろと説明した。写真、撮ればよかったな)。

     

    ある傾向が少し感じられた。

    自分と「同じ」であるか否かが、彼らのコミュニケーションの中にあるようだ。

    はて、我輩は「同じ」だと思われたのだろうか。

    そこまで我輩はうぬぼれていない。

    が、このインド人街の居心地の良さはなんだろうか…4日間の滞在で、2回も来てしまった。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    そのためか、一番大きいマーケットの中のフードコートのおっちゃん達から顔を覚えられてしまった。

    まあ、それはそれで楽しいけどな。

     

    で、このマーケットの2階へ行くと…

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    インド衣装の大マーケット。

    殆どが女性向けだけど、男性向けのもある。

    そういえば、大航海時代、商人たちはインドで「パージャマ」を買い付け、欧州に持ち帰り、室内着寝間着としての「パジャマ」として売りさばいたそうな(それ以前は全裸)。

    そういう昔ながらのパージャマ用の生地を売る店、裁縫する店も奥にある。

    KLのインド人街にもあるが、ここで作るという手もあるんだな。

     

    で、そんな中、思わず購入したものがある。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    「モディクルタ」。

    クルタという民族衣装があるが、現在のインド首相、ナレンドラ・モディ氏が袖なしのクルタをオーダーメイドし、着るようになってから、広く知られるようになった。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    この写真が一番かな。

    そうそう、安倍首相も着てたっけ。

    以前、ニュースで見て、

     

    あ、かっこいいな。

     

    と思ってた。

    流石にパージャマのズボンははけられないとしても、会社にも着ていけるようなデザインだ(少なくとも、規則に反した要素はない)。

    ワイシャツの上から羽織れば、それ相応の恰好になる。

    ただ、やや厚みのある生地だ…真夏に着るのは厳しい。

     

    値段を訊くと、一着60シンガポールドル。

    二着買うからまとめて100シンガポールドルにできるか、と訊くとOK。

    しまった、もっと値切れば良かった。ボッタクリというのではないが、時間をかけて値切ればと悔やまれる。

    いつぞやのマラッカの土産屋のあんちゃんの事を思い出した。

     

    「日本人はこちらの言い値で買うものだから、逆に売る側が少しまけてやらないとかわいそうで」

     

    というあの店員、元気かな。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ええい、逆ピースサインを作りやがってw

    まあ、これもまた、良い旅の思い出だ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    で、またあのおっちゃんの店で同じ食事。手で食べるから美味い。

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    コメント

    3枚目のマハラジャみたいなのを期待していました……
    | 小山内 | 2018/05/23 11:46 AM |

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