ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

日本と日本人への一つのメッセージ

2017.09.09 Saturday 19:52
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    JUGEMテーマ:映画

     

    戦史において、撤退戦はその困難さから、誰も率先してやりたがるものではなく、時として悲惨そのものであるが、その一方で、参加する人たち一人一人の能力、辛抱、経験、そして何よりも「助けなければ」という精神が綺麗に組みあがることで、劇的な成功を収めることとなる。

    日本であれば、キスカ撤退戦。

    英国であれば、ダイナモ作戦。

    あらゆる要素がうまく合致できたからこそ、「奇跡」だと称賛される。

    もっともこの二つの撤退戦は、やや違う状況にあるわけだが。

     

    前者はこれ以上負けを酷いものにしないために、現場を知り尽くした軍人をトップに据えて、優秀な海軍兵によって成功した。

    後者は負けではあるが、新たなる勝利をつかむために、国民全員が覚悟した上で、ある者は海に漕ぎ出し、ある者は空へと飛び立ち、多くは埠頭や駅で疲れた兵隊たちを暖かく迎えること、これらすべでを通して撤退が完了した。

    戦争はなるほど、プロではなければできないものである。

    しかしプロだけでは成しえない多くのこと…その最たるものは「慰め」「励まし」であり、民間でしかもはやできないことであるならば、それに「勇気」をもってこたえることが、彼らプロ、戦う人たちを支える「希望」になるのだ。

     

    そしてそれができる国民によって支えられている国は、どんなことに対しても「降伏はしない」のだ。

     

     

     

     

    この映画を観に行った。

     

    311の時に、自衛隊、消防、警察が動員された。

    来る911の時も、米全軍、州兵、警察、消防が必死に活動した。

    彼らを応援し、感謝し、支援する多くの国民がいた。

     

    ダイナモ作戦におけるダンケルク撤退戦で、可能な限りの民間船が敵の進撃が直ぐそこの海岸線まで到達し救出した。

    史実では、比較すると軍船よりは圧倒的に少ない数しか救出できなかったが、砲弾や敵爆撃機が飛び交う中で、丸腰のまま飛び込んでいったことへの勇気を考えよう。

    負けたと思ってた兵士たちが、故国の地を再び踏んだが、そこにあったのは感謝、応援、そして英雄達が帰還したことへの限りない抱擁だった。疲れ切ったプロ達に、限りない賛辞を与えることの喜びを思い出そう。

    映画の中で、目の見えない老人が帰還した兵隊たちに、毛布を懸命に渡すシーンがある。障碍者であっても、どんなことであれ何かをするということは、皆に大きな慰めになることを信じよう。

    そしてその撤退戦の後、下院で時の首相チャーチルが行った演説…

     

     

     

    We shall go on to the end.

    We shall fight in France,

    we shall fight on the seas and oceans,

    we shall fight with growing confidence and growing strength in the air,

    we shall defend our island, whatever the cost may be.

    We shall fight on the beaches,

    we shall fight on the landing grounds,

    we shall fight in the fields and in the streets,

    we shall fight in the hills;

     

    we shall never surrender.

     

     

     

    そう、”we shall never surrender”...どんなことに対しても「降伏はしない」とはどういうことを意味するのか、この映画を日本と日本人は想起する時が間近になった。中学校英語では、shallはwillと同じ内容だと教わったかもしれないが、実際は大きく違う。

    それは単なる未来形ではなく、確実な「予言」と同じ意味合いを持っている。

     

     

    我らは最後まで戦うのだ。

    我らは外国の地で戦うのだ。

    我らはあらゆる海で戦うのだ。

    日々大きくなる自信と力をもって空で戦うのだ。

    我々はこの島を守る、どんな犠牲を払おうとも。

    我々は海岸で戦うのだ、

    水際でも戦うのだ。

    野においても、街中においても、

    丘においても戦うのだ。

     

    我々は決して降伏はしないのだ。

     

     

     

    一人一人がこの心構えを持つこと。我らは既に、311の時に経験し、乗り越えた。我々は決して降伏はしないのだ、と。

     

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