4年目

  • 2016.04.03 Sunday
  • 22:32
JUGEMテーマ:健康

心室細動を起こして入院し、心臓をサイボーグ化、一か月以上の入院を終えて病院から出た時、周囲は一面、桜満開の景色だった。
今年で早くも4年目。
狭心症の発作は時々発生しているが、心室細動そのものは起こらず、バッテリーも安定し、平静平穏な日々を過ごしている。
一人だけ生活するには何とかやっていける給料で、休日出勤も残業も無し。
消費財が上がるから、少しだけアップしてもらいたいところであるが、副業はOKという職にあることから、何かを始めてもいい頃かな…とも思っていたりする。





















今年も桜は、綺麗であるな。
西行法師が、

  願はくは 花のもとにて 春死なむ
     その如月の 望月の頃

と詠ってた…はて?
”如月”の”望月の頃”って、旧暦での2月15日になるのでは?
てなると、桜ではなく、梅の花ということになるのか。
新暦に直せば、3月後半になるようだが、昔は随分と温暖化が進んでたということか。
まあ、西行法師については、実はあまり勉強していない、恥ずかしいことであるが。

今年も無事に、桜を見ることができた。
爆弾を胸の中に抱えてから、別段、桜に限ったことではないが、四季の移り変わりに対して気に掛けるようになった。
そしてそれに気づけるようになった我輩自身、悪い事ではないな、と思い始めるようになった。
20年間、土日祝日年末年始もなく、毎月400時間も働いてたあの頃は、そのような余裕はなかった。
”楽しさ”があったかもしれないが、もしかしたらその”楽しさ”とやらは、我輩の完全な勘違いであったにすぎない…ということもあるかもしれん。ジョンミルトンの

The mind is its own place, and in itself can make a heaven of hell, a hell of heaven.

を出すまでもなく、臨済録を読むまでもなく、だ。
去らなければならないと決めた時の失望感は強烈であったが、今にして思えば、馬鹿らしい日々から逃げ出せたことへの祝福にも最近思えてきた。
同じジョンミルトンが記した「失楽園」で、サタンがこんなことを喚いてたな…

Better to reign in Hell, than serve in Heaven.

そんな日々だったのかもしれん。
まあ、死ぬ瞬間のその時まで、結論は出てこんだろうな。



死ぬまでゆっくり生きるのも、悪くはないものだ。ゆっくり、現世を観て回るのも、良いものだ。
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