表情に出るんだね、死ぬ可能性が高いという状況下

  • 2015.05.01 Friday
  • 00:00
JUGEMテーマ:海外旅行 総合

まず、こちらの写真からご覧ください。


















キモイとかはこの際、どうでもよい。
現在、マレーシアのクアラルンプールにいる。
会社での我輩の立ち位置がさーーっぱりわからない…というか、進めていたプロジェクトが理不尽な展開になったということもあって、旅に出ている。
とりあえず、KL行きのチケットを早めに購入したが、その後の旅程について一切決まっていない。
てか、初日に宿泊するホテルさえも、羽田空港で予約したわけだ。面倒なのでもう一泊するつもりであるが。

KLは歴史から見れば非常に新しい首都である。
我輩は「香蘭風留」と当て字したいところであるが、それは別の日に。
見どころが特にあるわけではない。
特別なグルメがあるというものでもない。
誤解しないでほしいのは、ない…というのではない。
見応えのある、たとえばバトゥ洞窟は素晴らしい。
実は今日、そこまで参拝し、サドゥーの人にまた額にペトペトと塗られ、ミサンガを付けられ(ミサンガ詐欺かな?…と思ったら、そうではなかった。御礼にお布施とギーでつくられたろうそくを献灯した)、急な階段で猿の親子で鉢合わせになり、驚く顔って、人間も猿も同じなんだな…と思ったり、ふもとでベジタリアンのインド料理を食したりと、なかなか楽しいし、食事も美味しい。
でも、興味のない人間にとっては、それだけの都市かもしれない。
だが我輩個人、ここを訪れて、ある種の楽しみを覚えている。
ここはマレー人、華僑、印僑が住む都市で、彼らが見せる不思議な人としての営みに、面白さがある。
店に入っても、モノレールに乗っても、食堂に入っても、お互いが絶妙に距離を取りつつ、支え合うように暮さなければならない事情とその行動を観察するだけでも、面白いのだ。

誤解しないでほしいのは、これは夢見るアリスちゃんどもが妄想する”共生”ではない。
いや、マレーシアはリアリスティックな意味で、”共生”を捨てているところがある。
政策にもそれが表れているが、それは支配される側が国家における意義に対する行動と理解を待っているかのように見える。
まあ、それは後日日記に書くとしよう。



えっと…なんだっけ?
ああ、そうそう、この写真の意味するところね。



バトゥ洞窟でヒンズー教徒となった我輩は(眉間の赤いのが半日取れず、あちこちから視線を感じたよw)、やれやれ少し時間があるな、インド人街でババナリーフカレーを食ったことだし、ここはひとつ、国立博物館へ行こうかな。
全開はイスラーム博物館に感動したが、国立博物館もまた見応えがあるそうな。

グーグルマップを見てみると…ふむ…インド人街から2キロか…天候は曇りで結構涼しい。
自動車専用道路とか高速道路とか色々あるが、まあ、歩道はあるだろ。
運動不足解消のため、歩くとするか。



これが間違いの始まりだった。



KLは現在、急速な都市整備開発を行っている。
宿を取っているチャイナタウンでも、それが如実に出ている…というか、地球の歩き方とかに掲載されている昔からの食堂とかがどんどんなくなってきている。
ビルの取り壊しも始まっている。
KLセントラル駅も、クアラルンプール空港行の列車が通ってから、立派な駅ビルが周囲を囲んでいる。モノレールさえも、豪華な駅ビルとつながっているくらいだ。
ガイドブックが追い付かない。



いや…



グーグルマップさえも、追いつかないんだ。



地図の通りに進んで行ったらね?







工事現場。




うええええええええええええええ???????????
写真を撮るくらいにパニクッたんよ!!!
目の前をブルドーザとかがガンガン作業。
ヘルメット着用義務の場所に、関係者以外が入り込んだら日本では、百叩きの上、江戸50里所払いというのが法律で決まっていないわけであるが、どのみち作業員がジロリと睨み、現場監督が怒鳴って追い返すものであろう。



ハロー


は…ハロー



何、作業員のみなさんとか、あと設計図とかチェックしている現場監督らしい人が、とおおおおってもにこやかな笑顔で挨拶してくるんだけど?

なるほど、この新しいビルの発注者がお忍びで来たと思ったんだね?
だとすると我輩、ヒンズー教徒から華僑に転身しなければならないな。
あ、でもマレーシアだと、イングリッシュネームを付けなければならないんだっけ?
アンドリューもアンデイも、あとロシア正教会で使ったアレクサンドレイも使えないので、ここでは我輩は



アルバート諸葛



と嘘をつこう。いつ嘘つくの?今でしょう!
古いな…って、そうじゃない。

挨拶をして、堂々と工事現場のど真ん中を堂々と横切ると、目の前に国立博物館が、高速道路の向こう側にそびえたっているのが見えてきた。
ふむ、すぐそこじゃないか。
こういう所だと、たとえば横断歩道とか地下道とかあるはずだ。
ちょっと探してみ…

る…

かな?







ない



横断歩道も、地下道も、ない。



あ、地下道の表示はあったよ?




工事中



ぬがああああああああああああああああああああああ!!!!
ここまで来て、ええ?目の前に博物館があるのに、入れない??
このまま引き返して、また工事現場の作業を邪魔しろっての!
てかさっき現場を横切った際に、クレーンがダンプカーが作業を止めてくれて、中の作業員がニコニコして

ああ、いいよ、通って通って

って手振りを見せて、ああああああ!マレー人(だったと思う)って、なんでこんなにみなさん、優しすぎるんだああ!
我輩、なんて罪深いことを!
よし、無事に博物館まで行けたら、マレーシアの国歌を暗唱して絶唱するからなー!え?もう少し建設的なことをしろ!
それほどまでにパニクっているってな状況なんだよ!



さあ…どうしよう。
諦めるか?
引き返す?
でもなんかねえ…。

ここでいっそタクシーを拾っていく…てのは不可能だな。
だってここ、高速道路だもんな。
時速100キロのところを、タクシーとかがそもそも客を載せないで走るわけはない。
実際、何台か過ぎていくのが見えたが、乗客ありばかりだもんな。
それとも工事中のトンネルを堂々と入っていく?
さっきも、工事中の手すり欄干のない横断歩道を渡った前科があるし…って、こら!KLの工事会社!そんなおっかないものを、なぜ立ち入り禁止にしないんだ!!!まじでわたる時、キン○がヒューーーーってなったぞ!



ん?
向こう側にも作業人達が、たむろしてる。




あ…




タイミングを見計らって、ダッシュしてこっちに渡ったよ…。




あ、こちら側も、別の工事作業人達がたむろして、タイミングを計っている。



距離は約50m。



まずは中央分離帯まで25m。







……



これしか…ないのか?








彼らと一緒に、行こう。

と、その前に。




















横を時速100キロで走る車の列。
はっきり言って、死ぬ…死ぬかもしれない。
それほどまでに、厳しい状況だった。

もし万が一、何かがあったら、この写真が何か警察のために役に立つのではないかなー?…と思ったわけで。
にしても、何、この死ぬかもしれないという状況で、この表情。
我輩が言うのもおかしいが、なんて爽やかな表情なんだw
ひきつっているだけなのかもしれないが。
さすがに病院で3回死んだ我輩、もう何も怖くはない(マミサン




で、こうして日記を書いているというのは、無事に渡れたということで。
死地をともに渡った工事現場の人たちと、挨拶を交わして、無事国立博物館に入ることができた。

素晴らしい…
マラッカ…か…また行こうかな…。




で、感動しながら博物館を出た後、さて…どうやってホテルに戻ろうか…
もう高速道路は渡りたくない。

バスは…あるにはあるが、観光用の巡回バスでいつ来るかわからない。
タクシーは来るということもなさそうだ。

地図を見ると…おお、プラネタリウムから経由して、クアラルンプール駅(セントラルじゃないほう)へ出られるか。
よし、行こう。ちょっと暑いけど。




で、途中でジャングルに迷い込んでね(またこれは別の話)。
コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>

Andy山本の脳内の一部

Feel Free To Follow

flag counter

free counters

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM