ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

守るべきは会社の席ではなく、職能ではないのか

2013.08.26 Monday 22:24
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    果たして、和解が正しい選択肢であったのかは、当事者ではない我輩としては何とも申し上げることができない。
    心斎橋でのこの事件、第一審で原告側が今年四月に勝訴…その後、あちらこちらでブラック企業の帝王はワタミにこそ”奪われた”が、代表格の一つとして悪名を轟かせていることもあって、被告は和解で決着を図りたかったのかもしれない。いや、当事者ではないから、あくまでも予想である。いずれにしても、痛ましい事件だ。

    ”妻側の代理人は「男性は、子どもの時から好きだった東急ハンズに就職できて喜んでいた。」”

    好きなものから殺されるほど、痛ましいものはない。
    望んで死ぬことと違い、これは”裏切り”だからだ。
    好き故に、懸命に働いても、報われず、無能という烙印を押してパワハラを続けるブラック企業。
    好き故に、休日返上で働いても、報われることなく過労死を社員に強いるブラック企業。

    特定の職、職業における特定の能力…それを身に着けたのは”好き”という感情からだ。
    その純粋な感情を手玉に取り、労働に見合わない安い賃金でこきつかい、その能力だけを奪おうとするのが、ブラック企業の特徴である。
    その際、ちらつかせるのが、正社員という餌だ。
    我輩は決して、正社員という制度を否定しているわけではない。
    ただ、正社員という席に座らせる代わりとして、社員の全人格を、社員のスキルを、社員の命を奪う権利は、如何なる企業は持っていない。
    「辞めればいいのに」と言うが、どうにもこの正社員という呪文は、恐ろしい呪縛の効果を持ち合わせているようだ。多くの企業を受けて、多くの「お祈りメール」が届いた後、やっと掴んだこの会社における席を、当事者になって、そうそう容易く放棄できるものではない。

    だが、TPPが来たら、果たしてこの呪文も、そのまま効果を保たせることができるかどうか。
    いや、それよりも、解雇できるハードルを低くなる状況になったら、どうすればよいのか。



    どうも日本の労働組合というのは、既得利権の塊としか見えない。
    雇用や賃金の引き上げを要求しながら、裏では雇用者側となぁなぁしている。
    一方で鋭く対立しているところもあるが、結局それらは企業を潰すという本末転倒な過激派、ゲバ棒を持ってた全共闘の消し炭だったりして、近寄ってはダメな連中だ。

    これらに共通しているのは、一つの企業、一つの業界におけるポストにしがみついているという点だ。
    単にその企業の社員である、単にその業界で働いている社員であるということで固まっているだけで、強く意見を通せば会社そのものが倒産するかもしれないから、手綱を”委員長”が絞るという図式だ。その”委員長”もあとで、経営陣に加わるというものだから、ちゃんちゃらおかしいんだがな。

    ブラック企業に限らず、多くの企業でハラスメントが行われ、いきなりの解雇通知などが行われている。日本IBMなどが最近の事例だ。
    そんな中で、ユニオンが活躍してる。
    我輩は否定も肯定もしていない、ただ、労働関連法に即した一つの手段であるということで評価している。
    だが思うに、社員を人間扱いしないそのような会社に対して、損害賠償を請求するならわかるが、復職を求めるほどの価値があるのかどうか。



    企業が労働者を人間扱いしないのであれば、働く側も、企業に対して同様の態度をとるのが良いのではないか。



    ここで思うのが、”職能”別の組合だ。
    日本では、特定の技能を有した職業による組合があるが、それを拡張するというものだ。

    一つの企業における労働者ではなく、たとえば営業の経験溢れる技能者。
    総務一筋二〇年というのも、優れた技能者だ。
    経理も簿記1級持ったとしても、経験年数がモノを言うのが実社会だ。
    工場の熟練工、トラックの運転手、ビルメンテナンス、ガードマン、飲食店のウェイターウェイトレス、ショップ店員も年数を重ねれば立派な技能だ。

    企業が一つでもおかしな行動をとれば、その職能にある人全員が抗議をする…それは、その企業から、技能者を一斉に引き上げさせるという抗議だ。
    代わりの技能者を入れようにも、横のつながりで、代わりが入れないようにする。
    組合費は、幹部の接待費に使われるものではない…仕事をしない代償として賃金が支払われないことへの補填だ。

    我輩が常に思っていることは、ブラック企業を潰す最良の方法として、買わないということと同様に、働かせないということだ。
    人材の兵糧攻めというものだ。
    そして、それが企業を境を越えて、一斉に止めるということになれば、これもまた強力な抗議活動となる。

    外国人を雇うことになる?
    結構だねえ…それで長続きしたケースは、少なくともこの日本では見かけたことがないのだが。
    移民を積極的に受け入れろと言っているが、庶民の間にグローバリズムという呪文は、一切効かないことくらい、体感できないようであれば、経営者として失格だよ。



    TPPが避けられない状況になっているのであれば、それに抵抗するだけでは意味がない。
    予測される変化に対して、どうこちらも変化すべきか、今のうちに考え行動する必要がある。
    でなければ、ワタミや東急ハンズのような事例が、量産され続けるだけだぜ?

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