ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

東京都立職業開発訓練教育センター卒業

2009.12.25 Friday 20:55
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    偶然を偶然として、そのまま受け入れて良いものだろうか。
    無神論者は、確率論を持ち出し、
    敬虔な信仰者は、見えざる意思と計画を見出す。
    我輩は、そのどちらをも取らない。
    ただ、あるがままの出会いに、人生全ての感謝を捧げたい。

    創設に関わったにも関わらず、解雇をされた。
    理由はいくつもある。
    インターネット上でインタビューを受け、失職に至る経緯を述べた。
    問題もあり、反発もあったが、我輩として
    あれ以外に伝えるつもりはなかった。
    個人的なことについては、このブログにおいても、
    あのインタビューにおいても、
    嘘偽りを一切述べることはしてこなかったし、
    したつもりはないし、
    また機会があったとしても、述べないつもりは一切ない。
    責任の一切は、我輩が負った。
    負っただけの責めがあったから、負ったのだけのことだ。
    そして解雇されたのだ。
    ただ、それだけのことなのだ。
    あらゆる問題が積み重なり、対処できなかった責任が、我輩にあった。
    だから、追放されたのは偶然ではなく、必然である。

    だが、生涯で初めてハローワークに行き、
    そこで法律やビジネス英語に関しての職業訓練を紹介されたことは
    素晴らしい偶然だと感謝したい。

    10月1日からみっちりと鍛えられた。

    長く法務に携わってきた人間にとっては、鼻で笑われるくらいの
    ビギナーな内容であろうが、法律そのものから逃げ回っていた
    我輩にとっては、どれも強大で、どれも難しく、ついていくだけでも
    必死だった。
    これは冗談ではない…「落第」という言葉が、脳内を駆け巡ったくらいに、我輩にとって、酷く難しく、酷く過酷な内容であった。
    だが、学びとおした。
    そして、ゲーム業界の敷居の前で、法律が足踏みして入れない実情も、痛いくらいわかった。
    ブラックなんてものじゃない、光を吸い込むブラックホールのような業界だったとは…。

    英語でも、これは非常に有難かった。
    勉強の仕方がわかった。
    日常で、どうやって接していくかわかった。
    TOEICの点数も上がった。
    これ以上、うれしいことはあるだろうか。

    MSオフィスの使い方教室も、
    面接における秘訣についての授業も、
    何もかもが有難かった。

    「今更?」と思う気持ちを放り出すことの大切さを思い知った。
    「今更」という言葉を、我輩は今度

         今より更に学ぼう

    と読もう。



    そして、何よりもかけがえの無い仲間ができたこと。
    理不尽な扱いを受けて職を失った後、皆、ここに集まった。
    ここで学ぶことが、果たして転職に役立つか、誰も保証できない。
    だが、立ち向かえる仲間がいることの心強さは、何にもまして
    うれしいものはない。





    法政大学の校歌に、

    「良き師、良き友、集い結べり」

    というリフレインがある。

    この教室に、皆が集まった偶然を、
    奇跡と言いたい。

    職を失い、日々の生活に困るという残酷な現実が
    日本人の心を蝕んでいる。
    人が人に対して、獣になりつつある。

    だが、ここは獣の心を持たないようにする、
    生きることへの「自信」を取り戻す場所であった。
    単なる訓練校ではない。
    今までの自分の働き方を見直す、
    今までの自分の生き方を見直す、
    厳しくも、どこまでも優しい空間であった。


    今日、修了証書を拝受した。
    今後、我輩が無事に就職できるという可能性は、どこにもない。
    国内で働けるか、海外に出るか、先行きは不透明だ。
    ゲーム業界に戻る可能性も、見出せない。
    法律がマトモに機能しない業界に拘るつもりもない。
    学校の仲間の全員が、ゲームを知らない。
    それが現実だ。
    業界だけしか知らないから、本当の市場が見えない心の狭さが
    我輩を蝕んでいたが、それもわずか3ヶ月で剥がれ落ちた。
    戻るのが運命であれば、それに従おう。
    だが、何よりも先に、人の心を残したまま、食べることが先決だ。
    それを学べたのだ。
    剥がれ落ちることのない、人の心を抱き、
    最悪な世界に戻るのだ。

    だが、もうかつての我輩ではない。





    人生、どこまでも勉強なのだ。
    これは何と遠い道だろうか。
    人は死ぬまで、人であり続けなければならないのだ。
    これは何と尊い道だろうか。
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