ぼんのう

ブルガダ症候群で一級障害者。人生、楽しもうよ♪

これが…中毒症状というやつか?

2011.02.17 Thursday 20:24
0
    JUGEMテーマ:漫画/アニメ
     
    会議三昧。
    下からの突き上げの激しさ。
    上からの締め付けの無茶っぷり。
    あのさー…我輩を無能だと馬鹿にするのはまったく問題ないし、
    そもそもマネジメントに関してまったく苦手だということくらい自覚しているし、
    そもそも尖がるような仕事をするつもりは毛頭ないし、
    一日に200通弱メールが届くような状況で見落としがあるたびに怒鳴られてもかまわないし、
    そもそも金も何もない状況で、何とかしろと言うこと最悪の戦場においてそのまま玉砕しろと言われても気にすることはないのだが…


    仕事量減らせ、頼むから。


    我輩のキャパシティーはとっくに0なのよー…。
    てか、課長になって、まだ一ヶ月も経ってないんだよね?
    てか、まだ2週間だよね?
    ねえ、中間管理職って、こんなに多忙だったっけ?
    ゲームがどうのこうのではなく、根回しと書類作成と金額のチェックとリストアップがメインの内容って


    未知との遭遇


    あー…ストレスがものすごい…
    こういう状況では、脳内現実逃避のペースが速くなるんだよねえ・・・。

    ただ、以前ならゲームのアイデアとかポンポコ出てたのだが・・・



    あれ?

    なんか・・・
    なんだろう・・・





    馬に乗りてぇ…



    Andy山本、リア充へ変身?
    プチブルへの変貌?
    いやよ、そんなの。
    気持ち悪い独身中年男の負け犬っぷりな臭気をプンプン漂わせてこその、Andy山本じゃないの。
    嫌いよ、大嫌い!タタタタタ

    KOI2さんの後ろの少女に、ゲスト出演していただきました。
    いや、冗談はさておき、本当に馬に乗りたい。
    馬術5級程度で何を・・・と、笑われてもいいが、5級って思うに、スキーで言うところの、ボーゲンなのではなかろうか。
    スキー覚えたての頃、V字滑降で、ターンを覚えると、はまってしまう経験、お持ちだろうか。
    我輩はそうだった。
    ただ滑る、転ぶ、だけではなく、自分の意図する方向に馬を動かせる。
    わずかではあるが、馬と心を一つになれる瞬間。


    それが楽しいんだよなあ・・・。

    ああ、会員になろうかな。
    ウッーウッーウマウマ( ゜∀ ゜) | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |

    ウッーウッーウマウマ( ゜∀ ゜) 最終日

    2011.02.13 Sunday 20:07
    0
      JUGEMテーマ:健康
       

      「えっと、先に筆記試験をやりますか?」

      是非。
      3連休、自宅にこもらず、外出して身体を動かすという
      異常事態に我輩自身、非常に驚いているが、何よりも
      こんなヲタな我輩でも、結構楽しいと素直に感じる新しい
      趣味ができたことのほうがうれしい。

      とはいえ、一夜漬けでの試験対策は、やはりよろしくない、と。
      昨日の若夫婦は、再来週、免許試験を受けるということで、今日は我輩一人だけ。
      ああ…そうすればよかったかなあ…内腿が悲鳴をあげているが、
      一方で実技試験があるから、下手に間を開けてしまうと、忘れてしまうからなあ…。

      馬の部位について、大学受験の頃に覚えた古代支那王朝の暗記法を活用した。
      頭を出発点として、部位の語頭を抜出、適当なリズムやメロディをつけて覚えるというもの。
      かなり数がある。
      中途半端なメロディでは覚えきれない。




      で、この合唱のメロディを使ったわけだが…。
      なんか、暗記する以前に、教会に行きたくなるから、困ったもんだ。



      なんやかんやで筆記試験終了。
      続いて準備の走りと実技テスト。

      「今日は、この馬に乗ってもらいます」

      名前はJJだそうな。
      ジャマイカ生まれか?

      「いえ、そういう名前です」

      侵略されたのですか?

      「何を言っているんですか、さっさと乗ってください」

      はい。



      教官も学校も、このJJの生い立ちを詳しくは知らないようだ。
      馬というのは、あっちこっちの競馬場や牧場、練習学校の馬場などととっかえひっかえするらしく、その都度、馬の性格や血統、実績などデータとして残され、引き継がれるそうであるが、この馬については、なぜかデータが紛失していたようだ。
      ただわかっているのは、牡馬、サラブレッド、中央競馬への参戦実績あり、20歳(人間でいえば、80歳相当)は超えているとのこと。
      意外と名馬だったのかもしれない。が、今はこの学校において、

      「もっとも反応の鈍い馬」

      だとのこと。

      おい…
      我輩が入会を断ったから、検定試験で最も扱いにくい馬をあてがったのか、こら。

      「日曜日で晴れていて、他の馬がほとんど出払っているんですよ」

      うーん…確かに。
      今日、駅からの送迎バスも、混雑してたもんなあ…。
      あとで知らべたら、レンタル代で、JJがもっとも安かった。
      ああ…値段相応なんだね。
      でもね。
      どんな馬であっても、使いこなすのが、馬に乗る人間の義務なのだよ。
      仕事において「使えない」と決めつける管理職や経営者がいるが、
      そういうことを言う人間こそ、「使えない」んだよ。
      「使える」ようにするのが、人間の「義務」なのだ。
      自分の尺度で「使える」「使えない」を言う人間を、我輩はこの世において、最も「使えない」人間だと信じているし、人生を生きて、確信した真実なのだよ。

      「山本さん、なにブツブツと?」

      ああ、いえいえ、なんでもないです。



      「昨日、方向転換を学ばれてましたが、試験の前に、ちょっと上級のこと、やってみますか?」

      ぜひぜひ♪
      教官が、コーンを並べ始める。
      ああ、これはスキーで言うところのスラローム。

      「じゃあ、このコーンの間を縫うように、JJを動かしてください」

      ほいきた♪

      ほ♪
      ほ♪
      ほ♪
      ほ♪
      ほい♪

      いやあ、楽しいな〜♪

      「おお!山本さん、初めてなのに、あっという間にスラロームできましたね!」

      先生、速足とか駈足より、こっちの方向転換とか、我輩、好きです!

      「じゃあ、ちょっと難しめに、こんなのは?」

      ほいほい♪

      ほ♪
      ほ♪
      ほ♪
      ほ♪
      ほ♪ほ♪ほ♪ と…

      「すごい!方向転換、昨日学んだばっかりなのに!」

      誉めても何も出てきませんし、誉めると調子に乗るからダメです先生。
      受講生でも、スピード好き、障害物好き、小回りとか操作するのが好きとか、好みが分かれるという。
      馬でもそうらしい。
      JJは年寄で反応が鈍いが、小回りが結構利くタイプだとのこと。
      惜しいのは、この手の細かい動きをあえてやる受講生が少ないとかなんとか…

      おまえも、ずいぶんと虐げられてたんだな。



      「では、山本さん、試験の前に、速足を練習しましょうか!」

      えー…
      またメルヘンボックスいじめですか?

      「昨日は、そこそこ上手にやられてたそうですが、まだ不安ですか?」

      タイミングが…ねえ…。

      「ちなみに速足は何拍子でしょうか?」

      へ?
      えっと…二分の二拍子?

      …先生…なに、へたりこんでいるんですか?



      どうやら我輩、速足を誤解してたようだ。
      何でもむやみに、上下運動すればよいというのではなく、
      まず、馬を速足される。鞍に腰を下ろす。
      そうすると激しい上下運動が伝わってくる。
      その上下に合わせて、中途半端なヒンズースクワットを行う。


      おっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっおっ

      おーーーーーーーーーーーーーーー

      なるほど、こういうことなんですね!

      「そうです!わかっていただけましたか!」

      先生、ありがとうございます!

      「それでは、そのまま取っ手から手を外して、手綱だけで」

      むーりー!


      まあ、5級の場合、取っ手につかまっても問題ないそうだが、
      そこまでバランスが…
      やはり練習が必要なんだろうなあ…。



      「では!検定試験に入りますよ!」

      はーい…。




      で、結果は。




















      無事、合格!

      まあ、ほとんどの人が合格できる免許だし、
      先生曰く、「あくまでも仮免合格証」だそうで、
      ここから4級、3級とスキップアップしなければならないそうな。
      日本国内で一人乗りしたい場合は、3級以上が必要だとのこと。

      今の仕事が忙しくなって、本当につらいわ…
      いやね…我輩も入会金のめどさえつければ、毎週でも来たいのだが…。



      それにしても、我輩と、我輩を取り巻く環境が、大きく変わったな…。

      昨年5月に今の会社に入り、
      慣れない金計算の手伝い、
      大好きなマーケティング調査と分析作業、
      サウジアラビア王国への出張、
      オンラインゲームにおけるマネジメントの考え方、
      そして、課長になってしまったこと。

      趣味も、ヲタ系が完全メインだったのが、
      沖縄三線とか、
      来月参加する聖パトリックディパレードとか、
      海外におけるエスニック料理を楽しむサークルへの参加とか、
      そして今回の馬術と…。

      世界が広がった。
      良いか悪いかは、まだわからない。
      「ゲームじゃなければ嫌だ」
      という気持ちから、少し離れるようになってきた。
      無論、日本語学校での悪夢は忘れてはいないが。
      ただ、なんというか、少し、生きるのが楽になってきた。
      この学校で、自己紹介の時に、オンラインゲーム会社の人間だと言っても、
      誰も理解してくれなかった。
      そう、娯楽として、少数派なのは、我輩のほうだったのだ。
      だが、逆にそれを知ったから、そしてもしかしたらそれ以上に楽しいことを見つけたから、
      こんな気分になっているのかもしれない。

      もっと、自分の人生の可能性を知りたくなった。
      もっと、違う生き方についても、考えたくなった。
















      免許取得後に、JJとツーショット。
      教官に撮っていただいた。
      なんだろ、我ながら、なんかすっきりした、いい表情しているな…。



      明日からまた仕事だ。
      だが、少しばかり、考えよう…。

      本当に良い三連休だった。
      ウッーウッーウマウマ( ゜∀ ゜) | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

      ウッーウッーウマウマ( ゜∀ ゜) 二日目

      2011.02.12 Saturday 21:10
      0
        JUGEMテーマ:健康
         

        「馬は非常に臆病な動物で、噛みついたり、蹴っ飛ばしたりしますが、一番適切な防御本能は走るということです」

        今日は少し座学。
        明日がいよいよ検定試験なわけであるが、まさに一夜漬け。
        どないせーっちゅんじゃ。
        考えてみたら我輩、今までの人生で、一夜漬けにおいて成功した事例は一つもなかったりする。
        てか、覚える箇所が多すぎる。
        馬の身体部位の名称?
        うわあ…何、これ。
        ここが肘で、ここが前腕で、ここが腕節で、ここが管で、ここが球節で、ここが繋で、ここが蹄で、ここが蹄冠で…ごめんなさい。もうビジネス法務の知識を一部デリートしないと、覚えきれましぇーん....orz.....。

        「馬の個性は千差万別なんですよ。」
        「知能は人間で言う3歳児程度ですが、記憶力は人間より遥かに優れています。」
        「特に嫌なものや、怖いものに対しての記憶力はものすごいです。」

        へえ…業が深いんだ(チガ

        「ちなみに怖がるものについても、個性があるんですよ。」
        「たとえば、あそこで走っている○○○(名前忘れた)は、傘が怖いんです。」

        ほう!それは面白い。
        理由は不明だが、雨の日でさされている傘とか、夏場でさされている日傘が開くのを見ると、逃げるくらい怖いのだそうな。

        …先生。
        蓑笠だったら、どうなんでしょう。

        …先生…何、そんなに頭を抱えているんですか?
        我輩は普通に疑問に思って…先生…。















        で、実習はたっぷり1時間半。
        今日は方向転換。
        ついでに昨日のマロンとは違う別の馬、ワークス号。
        8歳の牡馬、サラブレッド。
        かなりいたずら好きな性格で、さっきから係員の肩やら頭やらをモゴモゴモゴ。

        「この子…本当にヤンチャで…」

        うん、わかります。
        てか、マロンと違って、かなり上下の振動が激しいですね、この子。
        え、速度上げ?
        はい、じゃあ、キック。ポンポンポン…。



        んfsdugdfn@ogsdp@giuhdfpasdgbd

        vbfdesoihgasopihgredp;higaweih@g

        812geaswji@@esijas@gh@gsd;gsj

        oihjgsa@gsadin:ewngaioswneagws


        抑えろ!こらー!ワークス君!


        ぐおお…我輩のメルヘンボックスがぁ…


        「山本さん、ずいぶんと慣れてきましたね」


        ええ。でも、こうも連打が激しいと、
        信楽焼きの新しいキャラクターとしての
        人生の再出発を踏み出したくなるのですが、どうしましょうか。

        てか、股間用プロテクターが欲しいぞ。
        ハイ、アイム ジョニーナクスヴィル…。



        しかし、本当に性格が違うんだな。
        一般に「賢い」とされる動物として、

         /祐屬僚个校惻┐暴召
         ⊃祐屬遼瓢澪を突破する
         K槐修茲蠅睫棲里聞堝阿砲ける違いが見られる

        の3点があるように思える。共通しているのは、記憶力の良さだ。

        ,療儀仁磴聾い筌ぅ襯、シャチ等だろう。サーカスのチンパンジーもニホンザルも含まれる。童話「桃太郎」の雉以外の動物から見ても、なんとなくわかる。…にしても、なんで雉なんだろ?
        ちなみに、サーカスの動物で、ライオンとかはこれに含まれない。あれは鞭などで無理矢理やらされているからなあ…。

        △箸靴胴佑┐蕕譴襪里蓮∽伶馘埣了が憎んでいる烏。山から下りたニホンザルの集団もそう。歌舞伎町で問題となっている巨大なドブネズミもそうかもしれない。ああ、猫も入るな。猫の場合は、かわいらしさで帳消しになっているが、行動全体が人間の考える制約を破ることにあるからなあ。

        そして、馬はに入る。あ、猫もそうか。強烈な個性が、動物における最小公倍数を凌駕する場合、人類は「賢い」動物だと考えるようである。



        てか、若夫婦の旦那のほうが乗っている馬、さっきから偉くマイペースすぎるんだけど。
        あー…またいらぬ方向へ…。

        ふむ…右に曲がるのを、「右手前」か…ああ、手綱を右手前に開くような感じだもんな。
        おほほほ。これは面白い。
        スキーで言うところの、ボーゲンだな。
        ボーゲンを覚えると、スキーが楽しくなるのだが、それと同じだな。
        うん、いいぞいいぞ。



        騎乗実習の後は、馬の管理実習。
        ブラシのかけかた、蹄の手入れの仕方。
        今度は、エクセルという牝の白馬。
        かわいいな…。
        ブラシでゴシゴシ。
        蹄もゴシゴシ。

        「本当は気持ちいいのに、突っついて邪魔とかしてくるから、気を付けてくださいね」

        おお、確かに、エクセル…おっとっと…。
        先生、エクセルって、ツンデレなんですか?

        …先生…また何で、そんなに頭を抱えているんですか?
        我輩は普通にそう考えただけなんですけど…先生…。



        さて、明日はいよいよ検定試験。
        うわあ…一夜漬けで覚えられるかよ…。
        ウッーウッーウマウマ( ゜∀ ゜) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

        ウッーウッーウマウマ( ゜∀ ゜) 初日

        2011.02.11 Friday 23:09
        0
          JUGEMテーマ:健康
           

          元旦に「今年の抱負」というのを挙げたが、
          今日、そのうちの一つについて、第一歩を踏み出した。

















          暗くてよくわからないかもしれないけど、
          馬。
          競馬ではない。
          国が認めたものではないが、
          ある公益法人なのかどうかも不明だが(あいまいだな)、
          なんか、馬に乗るための免許というのがあって、
          初心者が一通り乗り降りでき、歩行から軽く走る、方向転換できる、ストップできる、
          というところまでを「5級」とし、最高で「1級」までの基準を設けているそうで、
          我輩は思うところあって、挑戦することにした。

          貧乏な中年独身男がやる趣味とはいえないが。
          何せ、この学校までの送迎バス、待っている人は、どこをどうみても、
          有閑マダムばかり。
          駐車場もベンツとかがズラーっと並んでいて、万国のプロレタリアートな我輩としても、
          団結したくなるような場違いさを感じてしまう。

          すまん、日本語がグタグタなのは、帰ってきてから、内股の筋肉がガコガコで、
          文面をまとめる能力が著しく欠如しているからであって、ああ、運動不足が憎い…。



          まあ、要するに、一人で馬に乗り、動かし、将来、外乗り(一人で乗馬して、高原とか街中とかを移動できるというもの)できるようになれば、今後の海外旅行先の選択の幅も広がるんじゃないかという、底浅い…じゃなくって、そこそこポジティブな気持ちで、申し込んだというわけさ。



          でも、初日が、大雪って、どうゆうことだろ。
          んでもって、この馬術学校、昔懐かしい英会話教室NOVAを彷彿させるような、商売っ気プンプン…それ自体が悪いことじゃないのだが、タイミングがあるだろと…まあ、これは後程書くとしよう。



          前述のとおり、某駅から送迎バスが。
          電話で教えられた場所を、雪の中で待っている。
          他にも多数待っている人が大勢だが、ほとんどがマダム〜な雰囲気。
          てか、男性は我輩一人だけ。
          てか、マダム達の視線が非常に痛い。

          要注意人物を見るかのような目線で…。

          えーえー、わかってますよ。
          皆様のようにブランドの大きなバック(てか、考えてみたら、グッチは馬術用品のブランドだったんだよな…すげえ、あんなデカいバック、みたことなかった)とかもって、香水プンプンしているブルジョアで、ごはんの代わりにマロングラッセを主食とされているような方々の中で、麦飯の代わりにパンの耳で空腹を満たしているナロードニキな我輩がこの列にいること自体が(以下自虐的心の声が満載)。

          てか、聞いてはいたが、やはり女性のスポーツなのだろうか。
          人口比として、半々なのか。
          「馬に乗るあたくしの姿は凛々しいのよ、フェルゼン、おほほほ、靴をおなめ」というイメージがあるのだろうか。

          まあ、いいや。
          ほどなくバスがやってくる。
          乗ってて10分後、クレーン(馬場)に到着。
          大雪であるが、かなり山奥だ。
          三軒茶屋の汚い空気とは違うはずだ。

          スゥー



          げふんごふんがふんげぶん



          「花粉症ですか?」

          心配するクレーンの係員。
          いえ、ご心配なく。


          馬糞症です。


          てか、


          くせええええええええええええ!


          いや、そりゃそうだろうけどさ。
          馬は臭い。
          その原則をすっかり忘れた我輩に間違いがある。
          別に馬糞の一つ一つにファブリーズをまき散らせとは言わない。
          そもそも、この臭いに興奮するのは、きわめて少数の馬術ファンと、きわめて大量の競馬ファンなのである。
          消臭するのは野暮というものだ。
          そう、大相撲で八百長を禁止するのと同じだ。さっさと大相撲は潰れた方がよろしい(ぉぃ 。



          ううう…なんか、事務所の中まで臭いが…。
          でも、今は亡き(いや、生きているようだけど)、漫画家の一本木蛮女史は、
          人間の嗅覚が一番鈍感になるということを、昔、自伝漫画の中に描かれていたのを
          これぽっちも思い出さなかったが、すぐに慣れてしまった。

          担当の係員から説明を受ける。
          ブーツとヘルメット、プロテクターを装着する。
          黙ってても着けさせてくれるが、自分でやって覚えるのが我輩の主義。

          「プロテクターをギュっと締めてください」

          ギュ

          …く…くるしい…
          腹式呼吸ができん。
          ああ、胸式呼吸に切り替えんと…。



          スゥー


          くせええええええええええええ!



          知らなかった!
          腹式呼吸と胸式呼吸では、嗅覚を感じる神経が別にあったんだ!
          って、んなわけあるかー!
          ああ…この臭いも、慣れるのに、まだ時間がかかるな…。
          「Xファイル」の中で、モルダー捜査官が下水道の中に入る時、同僚から

          「口で呼吸したほうが、臭いが感じられないよ」

          って言ってたが、直後にモルダーが

          「うそつけ!」

          ってつぶやいてたな。
          うん、我輩もモルダーと同じ気持ちだわ(スカーリ捜査官)。
          口で呼吸すると、口奥の鼻孔につながるところで臭いが入り込み…
          いや、こんなことを実感するために来たんじゃなかったな。



          我輩の他に、若夫婦一組と、OLらしき女性が一人。
          5級ライセンス講座はこの4人がクラスメイトということか、よろしくーです。
          すぐに打ち解けた。
          夫婦の方は、体験教室で馬に乗り、気に入って5級ライセンスを目指すことに。
          OLらしい女性は、新しいことを始めたいということで。
          きっかけは同じなんですな。



          DVDで基本的な馬の乗り方を見て、早速クレーンへ。
          大雪だから、屋根のある所に行くと、すでに馬が4頭。


          あ、かわいいなあ…


          なんてつぶらな瞳なんだろ。
          馬は大きいから怖いという人も、中にはいるみたいだが、実際近寄ると、
          草食動物らしい、保護欲をかきたてる不思議な魅力がある。
          にしても、なんかどの馬も立派だねえ…。


          「馬のすべて、サラブレッドなんですよ」


          へえ…道理で。
          何でも、競馬で活躍していたが、いろんな理由で引き取られ、ここで乗馬練習用に飼われているとのことらしい。
          4頭のうち2頭は、やや小さめの馬は、20歳前後…人間でいうと7、80歳。
          残り2頭は8歳馬。やや大きめだから、男性陣に。
          で、我輩にあてがわれた馬の名前は、「マロン」。牝馬8歳、人間ではアラフォーということか。

          「この子、JRAの競走馬で、一時期、上位に食い込んでたサラブレッドだったんですけど、ある時期から弱くなり、昨年、うちで引き取られたんですよ」



          …それって、我輩のことか?



          えっと、まず馬に近寄る場合は、左横から見えるように。
          鼻とか首とか、撫でて慣れさせる。

          なでなで。

          クンクン。

          あ、ほんと、かわいい…。
          思わず頬ずりすると…ああ…マロン、目を閉じて頬にすりすりしてきた…


          「山本さん…マロンがこんなに甘えるなんて、初めてですよ」


          教官もびっくり。
          なんだろう、これ。
          同病相哀れむというやつか?
          惚れたぜ畜生、いやまさに畜生だが、結婚しようにもできねえぜ。



          さて、馬上。
          えっと、左足を鐙に入れて、手綱と鬣を握って…よっ!

          おお、簡単簡単。
          ほお、こりゃ見晴らし、いいなあ。
          視線が高くなるから怖いというケースが多いそうだが、馬鹿と我輩は高いところが好きでってなんだとこのやろおもてにでろってもうすでにでているわけだが。

          手綱を握る。
          握る方法ってのがあったんだ。
          で、わき腹をポン。


          おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おお おおほほほほほほほほほほ





          おもしろすぎる!



          すごい!
          馬に乗るのって、こんなに楽しいものだったのか!
          次に上半身を上げて、上下に。
          これでワンツーのタイミングで、小走り。

          おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお おっお 




          股間がいてええ!!



          「慌ててワンツーと上げ下げしなくていいんですよ!」

          そうは言うがな、大佐。
          性欲を持て余す我輩のメルヘンボックスが、とんでもないことになるかもしれん。

          「もしそうであれば、男性が馬に乗るということはありえません」

          ですよねー。



          で、なんだかんだで、前半実習終了。
          事務所に戻り、なんか説明があるとかないとか。



          いやな予感。

          この様子だと、講義とかじゃないよな。

          セールスの時間、だよな。



          「山本さん、入会をされるのでしたれば…」



          ほーらきた!



          営利活動だとは認識しているけど、でもさあ・・・タイミングくらい、考えようよ。
          今、降りて、心地よい疲れを感じているんだぜ?
          それなのに入会金15万円以上で、月額1万円弱で、
          さらに馬に乗るたびに数千円で、なおかつ
          馬術用具まで売ろうというそのキャピタリズムな対応に、
          我輩に血の日曜日事件を起こせというような展開になるくらい、認識しようよ・・・。


          「5級を取られましても、仮免です」
          「4級ではじめて、馬に乗ることができるんです」
          「毎月乗ればいいのです」
          「安いですよ!」


          15万円以上の入学金の

          どこが「安い」か、説明してもらおうか?


          にしてもしつっこいな。
          この学校って、さっきも書いたが、英会話教室NOVAの残党が経営しているのか?
          以前、吉祥寺駅前のNOVAに入学した際に、同じような経験をしたのだが、
          これって消費者庁に告訴したほうがいいのか?
          そんなにほいほいと馬に乗るようなもんじゃないし。
          乗るとしたら、その段階で、(大変痛いが)、5千円弱までなら出すからさあ…
          そんな着手金とか月額費用とかはやめようよ…。


          「お友達を誘えば、限定会員(こっちの入会金が安いが制約が多すぎ)半額になりますよ」
















          ますますもって、遠慮するぞ。
          あまり友達を失いたくないので。

          「では、今回の費用を、入会金に回すサービスもありますが」




          おまえら、絶対、NOVAの腐れ残党だろ!#



          えー…
          なんでさっきから、この馬術学校の学校名を出していないのかと言えば、
          まさにこのことであって…。

          明日、明後日も同じようにセールスしてきたら、
          最終日に学校名をばらしてやる。

          担当が根負けし、奥に引っ込んだが、
          我輩の中に不愉快さだけがグツグツニャーニャーと残った。
          ああ、くそー、マロンとの素敵な時間が消えていくー…



          あ、となりのOLの同級生。



          あーあ・・・入会手続きにサインしちゃったよ。

          かわいそうに・・・

          あららららら…

          ブーツとか用具とか、

          買わされているよ…


          断れ切れない性格なんだろうな。
          かわいそうに。

          お、隣の若夫婦は徹底抗戦しているな。
          どんな結果になるのか、後で聞いてみよう。



          で、後半の実習。
          気分は最低最悪。
          さっきまでも楽しい気分はどこへやら。
          あ、マロン。
          気にしないでね。
          乗る人の気持ちがわかるとは、この子、頭がいいんだなあ…。



          歩行、スピードアップ、停止などなど。
          途中、前の馬がポールにひっかかり、バランスを崩し、それに慌てたマロンも大きく揺れたが、すぐに我輩が体勢を戻した。
          直後、マロンが首を曲げ、我輩を心配そうに見てた。



          マロン萌え!



          やばいな…新しい属性が…いや、違うなこれは。



          初日の講習終了。
          マロンから降りて、優しくなでる。
          思わず鼻筋にキスしてしまう。
          離れるとマロンが背中に鼻を押し付けてくる。
          ああ、くそーかわいいぞ。

          「こんなに馬に好かれるとは」

          教官が呆れてたが、なんでだろな。
          前世が馬?
          足が鈍いから、それはないな。



          帰りの送迎バスで、若夫婦に話を聞くと、

          「ああ、断りましたよ。免許取るのが目的ですから」

          と、学校に対して、半ば怒りを込めて答えてくれた。

          「ありゃまるで、保険会社の脅迫ですね」

          ああ、なるほどな。
          ところで、入会したあのOLの人は、どうしたんだろうか?
          入会した途端に、別コースが用意されたというのだろうか。

          にしてもなあ…。
          売店で馬具とか見てみたけど…















          全部揃えたら、200万円近くかかるんだな…
          やはりブルジョアの世界なんだな。

          基本的な乗り方だけ覚えれば、十分だな、我輩。



          それにしても、あの若夫婦の態度とか見てて、
          結婚も、悪くないかもな…と、思ったりした。

          へ?
          マロンと結婚しろ?
          ちょっとまて、サイズが合わない   そっちかい!
          ウッーウッーウマウマ( ゜∀ ゜) | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |