はふーん…居心地良すぎるよー…

  • 2014.07.03 Thursday
  • 23:15
JUGEMテーマ:日記・一般

唐突だが、サウジアラビアの一般家庭は、ごく普通のソファーとかが居間にあって、そこで寛いだり、お客さんと会話したりするのだが、昔ながらのレストランとかに行くと、遊牧民のテントの中を再現したようなものになっている。
一面絨毯が敷き詰められ、ラクダや馬の鞍やクッションが並べられ、胡坐で座る。足裏は絶対に見せない。
大皿にカプサやら肉やらが山盛りにされ、ビスミーラでいただく。
良い肉だよ…ってんで、器用に我輩の前に肉を投げてくる。
それをとって食べるとニコニコしてくれる。
食後に手を洗い、その後ゴロっと横になり、甘いアラビックコーヒーを啜り、ナツメヤシやお菓子を齧り、色んな雑談を深夜まで楽しむ。
お酒は当たり前だけど出ない。



でねえ…その雰囲気というかね…いいのよ…我輩自身。



我輩は早食いだけど、そういう場所に出ると、早食いをとがめられることはない。
むしろ、美味しそうに(他の日本人には口に合わなかったようだが、我輩にとって最後の晩餐に出しても良いくらいの美味さ)ガツガツ食べることで喜ばれる。
何よりも量が半端ないから、いくら食べても減るような感じじゃない。
だから早食いであっても、早食いのように見られない。
生のナツメヤシは、ジューシーで梨と柿を合わせたさわやかな味が何とも素敵だ。
珍しいラクダの肉も、不思議な味わいで美味い。
食後の濃いコーヒーには、砂糖の甘さに加え、香辛料の香りが含まれ、胃腸薬のような役割を持つ。
カフェインで目がさえるから、会話も続くし楽しい。
クッションに身を横たえ、砂漠の都市の夜に相応しい涼しさを楽しむ。



あ…

ああああ…

 
サウジアラビアに

もう一度

行きてええ!!!



何度も日記に書いているが、高温だが湿気のない環境は我輩の身体にぴったりだった。
仕事も楽しかった。
学生たちの熱心な態度に感動したものだ。
休日の過ごし方が少々厳しいが、それも慣れればなんてことはなかった。
いやむしろ、その他の国々の娯楽の多さが異常なだけかもしれない。
アラブ人問わず、ムスリムとは不思議とウマがあう。
というか、我輩、イスラームには深い尊敬の念を抱いている。
無論、先日浅草寺でおかしな行動をした留学生がいて、あれは法律に従って罰するべきだが、
カルト仏教にも他宗の仏壇を破壊するのもいるわけだし(あれはそもそも仏教でもないしなw)。
マレーシアもイスラームの国で、とても居心地がよかった。
無論、ヒンズー教の寺院で施しを受けたり、道教寺院にも参拝したけどね。w




で、なんで唐突にこんなことを日記に書いたといえば…
今日、会社での仕事に関連して、有明ビックサイトのコンテンツソリューション展まで行ってきたんだよ。
必要な情報、名刺交換、ソリューションなどの商談とかを5時間くらいして、さて帰ろう…と思ったら、同じ会場で、国際書籍の展示会も開催されてた。
おお、ちょっと面白い。
おお、マレーシアブースが一番大きいな。
ああ、台湾もいいけど、マレーシアもいいよね。
マレーシア人とも色々と楽しく英語でお話しできた。
奥に行くと、ほうほう、イランブースがあるな。
あ、我輩の名前をペルシャ語で書いてくれた。
イラン料理のレストランとか紹介してくれた、今度みんなで食べにいこう。
で、こちらはイスラームの書籍か。



あ…



サウジアラビアのブース…



なんで写真、撮らなかったんだろう…。



で、飲食厳禁だけど…誰でも自由に座って良い、さっき書いたカーペットにクッションとかあってってってってててて…















はああ…寛ぐ寛ぐ〜…
そのままボーっとしてしまい、30分以上ゆったりとクッションに身を置いてうつら寝してしまった。




夢の中で、リヤドで観た夕日が出てきたんだよ。
はあ…イスラームに改宗しないと、行けないんだよな…。
二度と行けないのか…。
 

外国人「もし目が覚めて、自分がメッカの中心に居たとしたらどうする?」

  • 2014.06.08 Sunday
  • 23:12
何度も日記に書いているが、我輩にとってサウジアラビア王国での日々は夢のような出来事であった。
滞在していると日に日に体の調子が良くなり、
強烈な暑さも心地よく、
毎日甘いものを大食いしても太ることもなく逆に体が軽くなる感じがし、
サウジアラビア人全員が親切で暖かく、非常に話がしやすかった。
勉強熱心だった。
仕事も、段取りさえ伝えれば問題なく進めてくれた。
豚肉はさすがに無理だが、料理は何から何まで美味しかった。
今でもカプサがむしょうに恋しい。
昨年、マレーシアでほぼ毎晩、カプサばっかり食べてたな。
酒好きにはつらい国だろうが、我輩はそれほど飲まないし、代わりにアラビアコーヒーと水パイプを堪能した。
あのまま、サウジアラビアにいて仕事しろ…と命令があれば、たぶんその日のうちの改宗してた。
てか、ムスリムでなければ生活できない、ムスリムのためにあらゆる制度が整えられている国だったから、異教徒が長期間過ごすには、改宗するしかない。

リヤドから離れることはなかったが、ホテル前の道路標識を見ると、

[Makkah  890km]

とあり、ああ…このまま車に乗っていけば…という衝動に何度駆られたことか。
入り口の所までは行けるだろうが、ゲートでムスリマであることの証明書を見せないと入れない。
それ以前に、滞在できる期間は短すぎた。



外国人「もし目が覚めて、自分がメッカの中心に居たとしたらどうする?」

これは面白い。
まず我輩ばもし、こんな状況になったとしたら、
 
真っ先に宗教警察に逮捕されるね、確実に。

どうみてもムスリムじゃないし。
髭、今は剃っているし。
祈り方は知っているし、クルアーンの一章節なら唱えることができるし、アラビア語なら少しだけ理解できるが、前述の証明書がないし。

てか、パスポートがなければ、どないせーっちゅんじゃw

まあ、仮にそれがクリアできたとして、だ(ありえないと思うが…泣く子も黙る宗教警察だもんな)。



伊勢神宮にしてもローマにしてもエルサレムにしても、そこには普通に生活している人がいて、普通の街としての機能もあるんだよね。
普通にブラブラして、両替をしてどっかの食堂で食事をし、ホテルにチェックインして、観光して…。
ちなみに2020年までに、カァバ神殿の大改修工事が行われるそうで…こうなるとのこと。

 

ははは…なんか…近代的すぎるような…。

「国際スポーツ」としての義務

  • 2012.07.27 Friday
  • 19:01
 JUGEMテーマ:ニュース


日本古来の柔術二流派を統合し、柔道を完成させた嘉納治五郎翁は、晩年、スポーツへと変貌した柔道の姿を嘆き、合気道に「これぞ本来の柔道の姿だ」と感動したという逸話がある。
我輩は柔道に詳しくないが、翁の講道館が、明治19年の警視庁武術大会において、柔術諸派を破った段階で、また日本の体育教育に奉職したことで、「スポーツ化」され、秘密主義の「免許」ではなく、協議の上、段位やルールが決まる公開合議制によって、日本古来のものとしての柔道ではなくなるのは、至極当然のことである。
講道館と、国際的柔道組織であるIJFの間で、審判における差異があり、オリンピックでは伝統的なルールは排除され、発祥国として納得のいかないルールに従わざるを得ない。
柔道は日本の伝統武道ではなく、「国際スポーツ」であり、JUDOなのだ。

だとすれば、この要望に応えなければなるまい。
まさかとは思うが、イスラーム教徒(女性の場合、ムスリマ)は、JUDOをしてはならない…と言うはずなかろう。
「(ヒジャブの着用は)危険だから認められない」というのは、蟹挟みを認めないのと同じ理屈なのかな?
だが、頭髪を隠すなど、様々な形でのヒジャブが登場している。女子サッカーでもFIFAは着用禁止規定を撤廃した。
なるほど、絞め技などを考えると、ヒジャブは確かに危ないかもしれない。
だとすれば、以下の通りにすれば如何だろうか?

 ・選手だけでなく、監督、コーチ、サポート、審判だけでなく、観客も男性禁止。
 ・テレビ放送の際、ムスリマ選手にはモザイクをかける(実際、サウジアラビア王国では、女性写真が印刷のポスターにモザイクがかかっていた)。
 ・控え、表彰式の時に、ヒジャブ着用を認める。


今回は、サウジアラビア王国が譲歩したが、大きな課題を残すことになった。
JUDOは、「国際スポーツ」として、妥協点を出す義務を有する。



「国際化」という言葉は、安直な言葉ではない。

アザーン時計

  • 2012.05.03 Thursday
  • 13:16
 JUGEMテーマ:日記・一般

掃除してたら、サウジアラビア王国で買ったお土産が出てきた。
電池を入れて、スイッチを入れたら…





大音量のアザーンが団地に響いた。
おまわりさーん、こちらです…orz...

団体ツアーでもいいから

  • 2011.08.03 Wednesday
  • 23:22
 JUGEMテーマ:旅行
相変わらずだな…
マッカにも巨大な時計台を作るとかのニュースもあったな。
ハッジに際して、石を投げつける石塔が、今では何枚もの壁を用意して
代りにそちらを打つようになっている。
現地で礼拝時に、マッカからサラー(礼拝)が生中継されていたが、
そのところどこどで、マッカが写し出されていたが、
コンビニがあったり、コーヒーショップ、スーパーマーケット、コーヒーショップなどが
普通にあり、神の都であると同時に、人間の都であるなあ…と感じたものだ。

3年後か…
たぶん、3年後も変わらない王国であろう。
啓典の民である我輩であっても、個人で入ることは許されないし、
イスラームを受けいれることは絶対ありえない。
ただ、この国も年に数回、外国人異教徒向けの団体ツアーを催すことがある。
それに参加するしか方法はないかもしれない。

問題のない国が、この世にあるだろうか。
この王国は、イスラームにおいて、2つの聖地を守護しなければいけない義務がある。
そのために、たとえ前時代的だと言われようとも、その義務に対して、王国、王室、国民は忠実でなければならない。
理不尽さを感じようとも。

あの訓練生たち、あの学校関係者たち、街中のいろんな人々…
関係のないニュースかもしれない。
が、サウジアラビア王国という国名が出ると、どうしたって気になってしまう。

どうか
時代に即しつつも
時代に流されないでほしい。



それにしても、1000メートルか…
こりゃまたすごいな。


あれから一年…

  • 2011.07.09 Saturday
  • 02:10
JUGEMテーマ:学問・学校
 
サウジアラビア王国まで出張に行ったのは、去年の今頃。
今でも、本当に夢の中に出てくる。

砂埃、猛暑、厳しい戒律…
それらが我慢できない人もいよう。

だが、あの国に長く居れば居るほど、
元気になっていったのは、何でだろうか…。

純朴で好奇心にあふれ、
勤勉で人懐っこい、あのサウジアラビア人達が、
とてつもなく恋しく思うのは、何でだろうか…。

道路標識で

「マッカ、ここから後〇〇キロ」

を見て、胸が高まったのは、何でであろうか…。
ムスリムではない。
教科書で学んだ、あの聖地が、わずかな距離の先にある、あの興奮は。

ビジネスしづらいと嘆く前に、
彼らの仕事の流儀を完全に身に着けないことのほうが、
問題だ。
日本はいつから、短気になったのだろうか。



あの国に最も近いのは、ドバイ…。
列車一本で、行くことができる。
でも、我輩にはもう無理だ。
イスラームに改宗する予定は一切ない。

でも、あの夕日が、懐かしい。
あの人々の優しさが、懐かしい。



「サウジアラビア王国で、長期駐在の仕事があるのだが」

という話があれば、全部捨てて、行ってもよい…。
ビジネスとかではない。
あの環境が、身体に合っていた…。



そっか…もう、あれから一年か…。

時期が来たら、隠していた日記を、全部開放するぞw

あいつ…じゃないよな…

  • 2011.01.30 Sunday
  • 00:05
JUGEMテーマ:インターネット
 



サウジ人だけど日本のファン





























うん、あいつ…じゃないよな…うん。
人違い…だよな…いや、でもまさか…
フェイクだよね?これ…え?違う?

850キロ先の聖地

  • 2010.11.22 Monday
  • 21:33
イスラム教徒たちによる『メッカ巡礼』の様子を撮影した画像


サウジアラビア王国出張の時、泊まっていたホテルからタクシーを拾い、職場に向かう道の標識に

「メッカまで●●●キロ」

と掲げられていた。



このまま、車を走らせれば、メッカに入ることができる。
全世界10億人以上の信者たちの聖地。
かの聖地では、いかなる地位は無意味であり、
いかなる武器を持ち込むことも認められない。
ムスリム・ムスリマにとって、ハッジ(大巡礼)の時に、巡礼に赴くことが義務とされ、巡礼を果たした信者の罪が洗い清められる。
リヤドの市場には、巡礼用の縫い目のない生地が大量に売られていた。
白色無地のタオル地のようなものであったが、それはまるで、出産し、湯につかり、清潔なタオルに包まれた赤ん坊のような気にさせるものだった。
ハッジは、生後直後の罪無き状態に戻すことが目的とされ、ハッジを成し遂げた人は、今までの罪が許されたことをアッラーに感謝し、死ぬ日まで良きイスラム教徒として過ごすことに意味がある。
かつてのマルコムXは、このハッジを成し遂げた直後、正統イスラームに帰依したことは、映画などで良く知られている。

しかし、かの聖地に入る資格を、我輩は持ち合わせていない。
イスラームを受け入れた人でなければ入れない。
ましてや、どこをどうみても、生まれた時からムスリムじゃない我輩の様子を見れば、市に入った直後に、宗教警察に首根っこを捕まれるのが目に見えている。



だが、我輩は、すぐ近くにいた。
歴史の教科書でしか知らなかったメッカは、目と鼻の先にあった。
なんとも不思議な気持ちになった。
全世界から、毎日5回の礼拝が、あの地に向かって捧げられている。
そのような地のすぐ近くに、我輩が立っていたということに、なんとも言えない感動を覚えたものだ。

以前、日記にも書いたが、イスラームは宗教以上に、あの過酷な地において生きるための方法そのものの教えなのだ。
もし、これから死ぬまで、サウジアラビアで生活しろという状況になったら、我輩はかの地において、躊躇無く改宗してたに違いない。
それは強制とかではなく、あの地では、イスラームを信奉していなければ、生きていけないということである。
1日に5回礼拝しなければ、息抜きし、水で身体を冷やすタイミングを失う。
アルコールなんぞ飲んだら、脱水症状で死んでしまう…など。



でも、時代なんだねえ…。

たとえば、礼拝終盤で、小石を柱に投げつける儀式が、今では、壁に作られたミニチュア(?)版に対して…。
食事もなんか、ファーストフードっぽくなっているし…。

うー、何を言っているのか、知りたい知りたい知りたいw

  • 2010.11.16 Tuesday
  • 23:23




以前、カプサ好きのアラビア人おっちゃんが主人公のアニメを
紹介したけど、「アブーセグ」という名前らしい。
ちなみに、ヨルダンのアニメ。

意味がわからないし、何を言っているのかもわからない。



でも待てよ…
我輩が日本語を学ぶきっかけになったのは、
「ドラえもん」や「がんばれゴンベエ」の漫画が読みたい、
「勇者ライディーン」や「ゴレンジャー」の台詞が知りたいがためだったよな…。









へ?
実写版もあるの?
もしかして、このおっちゃん、アラブでは有名なコメディアン?

うーん…世界は広いな…。

「未来少年コナン」がぁ…

  • 2010.10.17 Sunday
  • 23:22
サウジアラビアでの
「未来少年コナン」。
1:23以降が、サウジアラビア王国での
主題歌…












いやあ…
これは予想外というか、なんというか…

数ヶ月前のことだけど、
機会があれば、また行きたいな。


ついでに、
サウジアラビア王国での「グレンダイザー」OP。








あれ?
なんかかっこいいぞw

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